私が敬意を抱いている人が面白かったと言っていたので見た。
想像していたのと全然違っていたけどいい映画だった。
人生色々、人も色々、自然も色々。そして圧倒的アメリカ感。
本当に大切な人との死別を体験してそれに真正面から向き合ってしまうとその他のことが全くどうでも良い些細な事にしか思えなくなる感覚はよくわかる。
そして今までの日常生活が同じように続くことに耐えられなくなるのだ。そして人は旅に出る。
結局、旅も人生も人と美しい自然に出会い心通わせる以外に価値のあるものはないような気がする。
ただの「高齢ノマド問題」に関するドキュメンタリーだけなのではなく、映像作品として美しかったのが良かった。
アマゾンは自社の倉庫の周りにテント泊や車中泊をさせてこういったホームレスならぬハウスレスを安く使って収益を積んでいるのが社会問題になっていると聞いたが、このその実例をアマプラで見ているというメタな構図にもクラクラした。
