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善き人のためのソナタのmmmのネタバレレビュー・内容・結末

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

芸術と政治と、そしてそこにただ在った人の心の関係がとても綺麗に見える映画だった。
HGWの生き様が名も無きものであったとしても、その心を守ってくれたことが何よりもあの人々を救ったのではないか。
人はただ一つ、自分の心に曲げずに誇れたことがあって、それが誰かが覚えててくれるだけで、きっと、生きていける。そしてそれは逆もしかりなのだなと、劇中の対比が重たくのしかかっている。
爽快とは言えない、曇天の晴れやかさを感じる作品だった。
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