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善き人のためのソナタのmizのレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
4.5
一人の男が芸術によって変容していくさまが、演者の見事な演技力で演じられている。男の心の機微を微かな表情の変化によって演じあげているからこそ、ぎゅっと心に響くものがあった。口数の少ない男が零したクライマックスでの言葉は、思わず涙せずには居られなかった。是非人に薦めたい作品。芸術はきっと誰かの心を諦めさせない。
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