せびたん

リング2のせびたんのレビュー・感想・評価

リング2(1999年製作の映画)
3.3
貞子の呪いVS科学の力!という点では『らせん』と似てた。

『らせん』では科学サイドの人物は呪いの存在を認めておらず、貞子という呪いの現象は科学で説明できるというアプローチをしてた。一方、本作の科学サイドの登場人物は、貞子や呪いの存在を認めた上で、貞子の呪いパワーを打ち消すために科学をもって立ち向かうという形。微妙に違って、どちらもおもしろいんだけど、映画的には本作のほうが分かりやすいのかもね。原作小説に忠実なのは『らせん』らしい。読んだはずなのに覚えてないんだよな。

ストーリーは、ドラキュラものやオーメンのような、ホラー映画によくある神の力(信仰心)VS悪魔•魔物、風に作ってあっておもしろかった。あ、『らせん』もそうだったけど。
神の力(信仰心)は科学に、魔物は貞子に置き換えてあった。『らせん』はオーメン寄り、本作はドラキュラもの寄りかも。『らせん』のラストは魔王復活的な迫力があったよね。

本作と『らせん』は双子か分身のような映画かな。
ありし日の貞子へのオマージュかも。

だいたいそんな映画。
せびたん

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