ブラックユーモアホフマン

フランケンシュタインの花嫁のブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

4.5
怪物は涙を流し、自ら死を選ぶ…

ぶっちゃけ脚本は無茶苦茶でテンションだけで突っ切ろうとしてる感じもあるんだけど、逆に言うと、映画ってこんなもんでもいいんだ、大事な部分は伝わるんだという風にも思える。ある意味では正しい。

細かいツッコミどころは沢山あるけど、物語の核の部分と、キャラクター、画とSFXの魅力が強いから、成立させてしまっている。本当に大事なものは揃ってる。

尺も短くて、ラスト7分くらいになってもまだタイトルの「フランケンシュタインの花嫁」が登場しないから、なぜか観てるコッチが冷や冷やする。でも超絶高速展開でちゃんと収拾がつく。それでも無理があるようには見えないから不思議。

最初、原作者メアリー・シェリーが語る所から始まるのが面白い。メタ視点。

【一番好きなシーン】
バイオリンを弾く盲目のおじいさんとの交流。