ベルベー

青い春のベルベーのレビュー・感想・評価

青い春(2001年製作の映画)
3.5
北野武をさらに陰系にしたようなヤンキー(風)映画。結局本物の悪になった雪男や木村ではなく、何にもなれなかった九篠と青木が主役なのが哀れで悲しい。九篠は本当に人生がどうでもよかったんだろうな…そのあたり松田龍平の不健康な透明さがハマってる。逆に人生を謳歌しようとしてるのに、あまりにも馬鹿な青木。新井浩文は映画初出演で既に自分のキャラ持ってたのね…。高岡蒼佑も殺人犯が似合ってる笑 あとは忍成修吾も最低なヘタレが似合って…みんな原点ここかよ!笑

監督の変な演出が、辻褄は合ってないけどインパクトはある笑 トイレのドア突き破る包丁、屋上に近すぎるジャンボジェット、爆音ミッシェル、そして屋上ゲーム…。

イキリきれてもいない高校生の悲劇。それを青い春だなんて辛い映画ね。マメ山田演じる先生の存在感もすごい。
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