さききち

青い春のさききちのレビュー・感想・評価

青い春(2001年製作の映画)
3.2
「幸せなら手をたたこう」
屋上のフェンス外。落ちたら即死。手を叩いた回数でボスが決まる、そんな学校。あるグループの不良たちのそれぞれの顛末。不良たちを通して描き出す、思春期に誰もが感じる劣等感、疎外感、抑圧感、未来への不安、ストレス、散り行く夢、挫折、焦燥、反動。この時期の不安定な死生観もうまく取り込み、単なる不良映画にとどまらない、若者たちに寄り添う作品となっている。終演間際、マメ山田演ずる教師の言葉が救いの希望、花のように開花する。

脇役で瑛太がEITA表記で出演。
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