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青い春のDSPECのレビュー・感想・評価

青い春(2001年製作の映画)
3.7

友達に九條の様なカリスマ性溢れる魅力的なファンタジスタが存在すれば、自分が凡庸で有れば有る程、 “ 憧れ ” と “ 嫉妬 ” が混在した感情が芽生えても不思議じゃない。

まさにツボミが花を咲かすように、青木の手の届かないワンランク上の世界にステップアップして行く九條。

九條に追いつけない不安や焦り、置き去りにされた恐怖や孤独感が、九條が校内で始終眺めていた屋上のテッペンへと青木を向かわせる。

九條はいつも屋上で何を見て何を考え何を探していたのか?

青木が一晩中九條と同じ風景を見て…何を思い感じたのか?

九條の書いた机の落書きが青木に重なる切ないラスト…
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