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海外特派員のnowstickのレビュー・感想・評価

海外特派員(1940年製作の映画)
3.8
「第二次世界大戦が同時代に起こっている」というのは、映画業界において格好の題材だったのだろう。カサブランカが映画史上の最高傑作と言われる所以も、第二次世界大戦というテーマに下駄履かして貰ってる感がある。
本作もヒッチコックの他のスパイ物と同じくリアリティは無いが、それが戦時中というテーマによってカバーできているという、この前見た「バルカン超特急」と同じような感想になってしまった。

おそらく旅客機が映画に登場した最初期の作品で、みんなも言ってるが、その墜落のアクションシーンは圧巻だった。どうせなら、もっとストーリーのウェイトを減らして、このぐらい見ごたえのあるアクションシーンばっかりでいいのに、とも思った。
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