2009/5/11鑑賞(鑑賞メーターより転載)
バーブラ・ストライサンド主演で監督もジーン・ケリーとくれば言われなくても期待してしまったが、観て一言「あれ？」という感じ。鼻っ柱が強いけど実は内面に繊細な部分を持つ、というバーブラの個性を「ファニー・ガール」のように様々な角度から描写していないため、ただ単にわがままな女としてしか映っていないのが致命的。ダンスシーンは数多くの名作に携わってきたケリーだけにさすがに練られて見ごたえのあるものに仕上がっていたし、ルイ・アームストロングの肉声が聴けたのも嬉しかったが、2時間強が非常に長く感じられた。
