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スカーフェイスのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

スカーフェイス(1983年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

トニー・モンタナという男が手荒さがありながらも欲しいものを手に入れてのし上がって行き、その後その手荒さ故に墜落して行く様が見ていてとても惹き込まれました。
前半の下っ端からどんどんと強気で上へと上がっていく様も最高で、ドンを自分が狙われた事で殺すシーンなど本当に最初から最後までずっと面白くてラストの怒涛の悲惨な出来事からも目が離せなかったです。
全てを手に入れたはずなのに、最後は自分の手で相棒も殺し妹もそれ故に壊して殺され、部下も豪邸も潰されて(自分で潰してたのもあるけど)愛する人にも会えずに母から子供二人を奪って、『THE WORLD IS YOURS』というオブジェの下で幕を閉じるのが音楽も相まって鳥肌が立つほど心を打たれる終わり方でした。
子供と女は殺さないと殺し屋を撃った時、やってしまったな~と思いながらもよくやった!と思えて口は悪いけどちゃんと人としての芯の部分は腐っていなかったのがまたカッコよかったです。
銃撃戦のシーンも迫力があり、撃たれながらも立ってまだ俺は立ってるぞ!と叫ぶシーンも最高でした!
ほぼ3時間という長さも感じない程全てがカッコ良いという言葉では表せないくらい終わり方も含め大好きな作品です。
仁義を貫く様が世に言う悪人ではあるけど憧れる、渋くて心にズシッと来る最高の映画でした!
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