すずき

スカーフェイスのすずきのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
3.6
1980年アメリカ、キューバからの難民を受け入れたフロリダ。だが、難民の中には犯罪者も大量に混ざっていた。主人公、トニー・モンタナもその一人。彼はある暗殺の依頼を受けたことから、麻薬王フランクに気に入られ、ギャング街道を突っ走る事となる…
主演はギャングと言ったらこの人、アル・パチーノ。「ゴッドファーザー」のマイケルとはまた違った、豪胆でイッちゃってるギャングをエキセントリックに演じる。

1932年の「暗黒街の顔役」のリメイクらしく、前半はトニーのサクセスストーリー、後半は凋落と破滅という古典的で王道な展開。
3時間弱の大作だけど、基本トニー視点で、彼の行動を追っていけばストーリーは理解出来る。そこらへんが「ゴッドファーザー」と比べると展開もキャラクターの心情も分かりやすく、私のようなうつけ者でも楽しめます。

バイオレンス描写もそこそこだけど、まー鑑賞前に想像してたほどではなく、普通に見られる程度。チェーンソーの拷問シーンとか聞くだけで痛そうだけど、直接的に描写はされないので女性・お子様でも安心!

こーいったお話の最後はカタストロフィと決まっているが、ド派手で侠気溢れ、不思議と悲壮感は無い。
むしろ何故かスッキリ浄化されたようなスゲー爽やかな気分。カタルシスってやつか?

それにしても、ヒロインのエルビラ(ミシェル・ファイファー)は超美人だな。
登場シーン全てがエロい服装なんだけど、脱がないのが残念。でも他のモブ女優のおっぱいは映る。