ぶちょおファンク

砂の惑星のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

砂の惑星(1984年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★2 終盤★1.5

ひと通りはデイヴィッド・リンチ作品はチェックしてたので観てると思ってたけど、どうやら初見だったみたい。

良い点
◯リンチ先生でゴリゴリのSFは珍しい。
でも奇怪な面もありリンチらしさはあった。
◯演者としてリンチ先生が出てくるとは思わなかったのでそのシーンは笑う…!🤣

残念な点
●製作された時代とはあまり関係のないセンスの面でセット・デザインや特撮等がちょいと古臭くダサい…。
●最後の決闘が盛り上がりに欠ける。

☆総評
今作より先に製作されたSFの金字塔『ブレードランナー』(82年)、
後作『未来世紀ブラジル』(85年)らの同年代SFに比べ60〜70年代の雰囲気が漂うリンチ版『猿の惑星』や『スター・ウォーズ』と言った趣き。

リンチ先生がどの程度アレンジした脚本なのかは原作本を読んでないので分かりませんが、展開や魅せ方にそれほど面白みはなく(最終決定権がリンチ先生になかったそうだ…)、ただ今作に影響(元ネタ)されただろう多くのテイストを見受けられたのは興味深かった。

作品とは直接関係ないけど当時の字幕のままなのか?原作本翻訳と同じにしたのか?
なんでも英語にするのはダサいけど“スパイス”はスパイスで良かったように思います。

ヴィルヌーヴ監督版の予告を見ましたが、リンチ版からのオマージュは多そうな感じだった。


2021年66本目(+短編4本)