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砂の惑星のbarrelのレビュー・感想・評価

砂の惑星(1984年製作の映画)
2.4
そりゃあ文庫本数冊の内容を2時間に圧縮したらこうなるわな

再映画が近日公開されるので鑑賞しようと考えていた。監督脚本はデヴィッド・リンチと書いてあったのでそりゃあ期待しましたよ!!!
でもなんだこの説明描写不足の映画は…

『スパイス』とかいう何かすごいらしいブツは聞いてると危ないおクスリとしか思えないし、原作ではちゃんと構成されているであろう世界観の説明は冒頭で一気に説明するもんだから全く頭に入ってこない…
アサシンクリード映画版の冒頭解説の方がまだ分かりやすいぞ

ビジュアルは当時の作品としては良い部類なんだろうなあとは思います。世界観も壮大だとは思うんですが今作だとなんか狭く感じてしまってね…
所々に登場する肉塊はデヴィッド・リンチ監督作『イレイザー・ヘッド』のスパイクを思わせる見た目。そこが1番の見所かもしれない

そして今作で一番酷いと思ったのは脚本でもなんでもない。字幕だ
U-NEXTの字幕がおかしいのかもしれないが、中学生が辞書と睨めっこしながら直訳したような文章になっていて、余計に理解しづらいという悲劇が発生している。せめて『ポール』という名前ぐらいは固定しろ、途中『ポウル』とかになってたぞ
明らかな誤植から口調のバラツキ等、ありとあらゆる要素がこの映画への理解を拒もうとする
あと『Weirding Module』はほんとに『奇妙なモジュール』という訳でいいのか?
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