おさむちゃん

少林寺三十六房のおさむちゃんのレビュー・感想・評価

少林寺三十六房(1977年製作の映画)
3.9
学問を学ぶサンダは愛国心と大義によって独裁政権の清王朝の反乱を企てるが、反逆者として罰せられてしまう。

学問により何が正しいかを学んだが、政権打倒にはそれだけではなく、力が必要と感じ少林寺の門戸を開ける…

サンダの成長物語。サンダ扮するリューチャーフィーがカッコいい。スマートなカンフーとキリっとしたルックスが清々しい。
黄色の坊さん服も洒落ている。

35もある修行房を見るのは楽しいし、それが活かされていく応用の効いた展開も気持ちが良い。

少林寺は35房しかないが、サンダは修行僧だけではなく、もっと広く武道継承を行いたいが為に36房新設を少林寺の長に持ち掛けるが反対される。
それでも…と強く反抗した結果、勧進帳を埋めるまで少林寺には帰ってくるなと罰を言い渡される。
新設に必要な資金調達をしてこいというツンデレ罰は粋。

音響とか血がチープなのは愛らしい。

ドラゴンボールの初期の修行の話が好きで、そのルーツの一つを見つけた。
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