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少林寺三十六房のrage30のレビュー・感想・評価

少林寺三十六房(1977年製作の映画)
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少林寺で修行する青年の話。

序盤から役者達のオーバーな演技に失笑していたのだけど、本作の見所となるのは、やはり少林寺での修行シーンでしょう。

1つ1つの修行が、今で言う、SASUKE的なアトラクションになっており、どの修行もオリジナリティーがあって面白いし、修行場を一つずつクリアしていくのもゲームっぽくてテンションが上がります。

勿論、リアリティーはないし、馬鹿馬鹿しくもあるんだけど、漫画的なケレンが楽しいのも事実だし、少なくとも筋肉とメンタルは鍛えられるという説得力もあって。
子供の時に見てたら、確実に影響を受けて、修行ごっことかしてんたんだろうな~と思いました。笑

まぁ、修行シーンがあまりにも面白いが故に、終盤がかなり駆け足進行になっていたのは玉に瑕でしたが、この歪さも本作の味なのかもしれません。
世にも珍しい修行に特化した映画として、修行シーン好きな人には是非オススメしたい作品ですね。
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