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伝説巨神イデオン 発動篇のShoMのレビュー・感想・評価

伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)
4.0
イデの発動による終結を描く真の最終回。少女キッチ・キッチンの首が飛ぶ場面から始まり、以降はひたすら主要人物たちが死んでいく「修羅の連続」な映像。

精神に異常をきたしたであろうシェリルや、カララとハルルの姉妹同士の殺し合い、父ドバ・アジバと後援のギンドロの対立など、エゴを剥き出しにした業の深い人間ばかり登場し、人の最も醜い部分を描き出す。

だからこそラストシーンの因果地平が美しい。

イデオンのパイロットのひとりデクの「死ぬかもしれないのに何で食べてるんだろ?」、父ドバが退出した後、「助けて」と亡き恋人に泣きすがるハルルが印象的。
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