回想シーンでご飯3杯いける

伝説巨神イデオン 発動篇の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)
4.0
改めて「イデオン」を観直すと、この後に作られた「新世紀エヴァンゲリオン」が「イデオン」から非常に大きな影響を受けた事が分かる。

「イデオン」では物語後半となるこの「発動篇」で、"イデの覚醒"→"イデの発動"という表現が出てくる。これも"エヴァの暴走"→"エヴァの覚醒"と酷似している。これらの場面で、ロボットが"吠える"のも同じだ。

もうひとつ。イデオンの映画版「発動編」のラストでは、TV版では描かれなかった、登場人物全員が物理的に死んだ後の世界が描かれている。これもエヴァの劇場版「Air/まごころを、君に」に似ている(こちらでは数名が生き残っている設定になっているが)。両者共に、TV版ではなく、それを補完する形で制作された映画版のみで描かれている点も同じである。

「イデオン」の富野氏は、自身が手掛けた後の作品で、再び遺跡をネタに使った「ターンAガンダム」を作る事になるのだけれど、その話は別の機会に。