毎週寅さんを1本観ることにする。1年以上かかる壮大な計画である。続くかな。のりかかった船だから、続けてみせる。
高度経済成長真っ只中の世の中で、古い価値観と新しい価値観がぶつかり合い、ユーモアが、人情が生まれる。寅さんは本当にシーラカンスのような人だけど、古臭くてめんどくさい人だけど、なんか心を動かされるのよね。頑固者で人目を気にしなくて、なにかと気性が荒い。そういう性格で嫌われる人は大勢いるが、寅さんはなぜか好かれる。実際に今いても、私は彼に惹かれるだろう。この魅力はなんだ？
観終わる時には分かるのか。それともなんだか分からないけどもっと好きになるのか。どっちに転ぶかな。
山田洋次の画面の奥行きの使い方、すごくいい。
