サンドバッグに浮かんで消える憎いあんちくしょうの顔めがけ叩く有名なボクシング物でショウジ・イシバシ主演の昔の方の実写版。力石徹戦までを描いています。
ジョーはまあまあといった風貌ですが他の丹下団平、力石徹、白木葉子等はちょっとイメージと違うかな、といった感じで今以上に強引なキャスティングにも感じますが原作の重要な部分を上手く繋げテンポ良く進みちょっとパッとしないエンディングを除けば思ったより悪くない出来に仕上がっています。
演技もこの時代らしい緩急知らずのエネルギッシュで暑苦しいタイプながら原作とほぼ同時代のごちゃごちゃした東京の雰囲気にはマッチしており、所々に赤みがかかったり青みがかった映像、少年院での集団リンチを漫画風の効果音で表現する等独特の演出も印象的でした。
勝鬨橋の上を歩く冒頭が地味に凄い😅