『トトロ』や『ラピュタ』等も観ていない圧倒的なジブリ弱者である私。
以前『ナウシカ』を観てみたが全然微妙で、『君たちはどう生きるか』が全く肌に合わず、
やっぱジブリ作品は自分には合わないのかなーと思っていた。
一方、高畑勲監督作品はそういう人でも結構楽しく観れるかもといった話を耳にし、とりまこれを観てみたもの。
うん、宮崎監督作品と全く違う作風で、結構楽しめました。
私、宮崎監督作品が苦手な要素として、そもそもファンタジーというのがあまり得意でないということと、ファンタジーにしても物語の展開に論理的な必然性がなさ過ぎてもうどうでもよくなっちゃう、みたいなところがあるが、本作は一人の女性の成長(と呼んで良いかは議論あると思うが)譚としてしっかり「物語」してくれていてとても良かった。
「主人公の最後の選択が怖い(クローズドな世界を選ぶのが怖い)」という評もちょこちょこ目にしたけど、まぁ都会が村より優れているわけではないというか、もっと抽象化するとオープンな世界がクローズドな世界より健全かというと一概にそうは言えないと思っているのと、主人公にそこまで思い入れがない(笑)ので、そこはあまり気にならなかった次第。
ということで、高畑監督作品は継続して掘っていこうと思います。次はかぐや姫。