くさむすび

パリの灯は遠くのくさむすびのレビュー・感想・評価

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)
5.0
「映画へと導く映画」黒沢清編で取り上げる作品ということで初めて見たのですが、こんなに面白い映画だとは思わなかった。女性に翻弄され、時代に翻弄され、自分にまで翻弄される男の話なのですが異常に不気味。決して難解な話では無いが、何をどう捉えれば良いのか分からない、実態のないもう一人の自分に踊らされ中々掴みきれないシーンも多くて面白かった。黒沢清監督の解説聞いたら、そんな所もあるのかと更に気付かされることが多くてもう一回見たくなった。
くさむすび

くさむすび