さききち

トワイライトゾーン/超次元の体験のさききちのレビュー・感想・評価

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2023年38本目

子どもの頃、何故か母がこのノベライズ本を持っていた。飛行機のグレムリンの写真が強烈で、実写はどんなのだろうと想像していた。サブスクで偶然出逢い、ついに鑑賞。

プロローグ+4本のオムニバス+エピローグで構成される奇妙な話。

ep1
この作品で悪い意味で歴史に残る大事故が起きたことは知っていたけど、このエピソードだったのか。鑑賞後ググるまで知らなかった。因果応報の話だけど、再構成後の〆方に違和感はほぼ感じなかった。

ep2
スピルバーグ作品。『フェイブルマンズ』を観た後だと、画角に確かに!と思う。唯一ホラーでないハートウォームな作品。子ども心やワクワクを思い出す作風が、まさにスピルバーグ!照明も良い。

ep3
『グレムリン』のジョー・ダンテ作。この家族、何か変なんです…
そんな違和感から始まる奇妙譚。
ドアの外に大きな目。ヤバビジュアルの生き物。CGではないVFXの見目麗しい怪物や映像表現が古びて見える瞬間もありつつも鮮烈。
このエピソード、ホラーゲームやその後の映像作品に影響を多々与えていると思う。

ep4
『MADMAX』のジョージ・ミラー作。飛行機の方のグレムリンの話。最近だとクロエ・グレース・モレッツの『シャドウ・イン・クラウド』で出てきた都市伝説的化け物。
極度の飛行機(高所?)恐怖症で強迫症に苛まれた(普通じゃない)状態の男が、化け物を見たもんだから大変!な話。密室(+翼)劇だけど緊迫感を落とさず語り続ける。いや、お前!とツッコミたくなるがご愛嬌。男、乗客、飛行機の運命や如何に。
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