自己満レビューちゃん

プレステージの自己満レビューちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

プレステージ(2006年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

2人の子供っぽいプライドのぶつかり合いがどんどんエスカレートしとんでもない事態にまで発展するお話。メンバーも安定だし豪華!

丁寧に伏線を貼っていたおかげでオチにはあまり驚きませんでしたが、時系列の交差やボーデンが双子か複製か言及しないあたりがノーラン。複製マシンの仕組みが気になって仕方がない、、、

ボーデンのそっくりさんがテスラによって複製されたもので人格もコピーされているのなら、元の人格によって別のトリックを生み出すという結果に反映されてかなり面白いですね。中国人奇術師に対するダントンのセリフからも生き方を犠牲にしマジシャンとしての道を全うする性格が表れており、指2本を意図的に無くした彼の行動にも納得。とにかく最後に娘に父の存在が戻ってきてよかった。

アンジャーがカッター案の瞬間移動マジックの際に舞台下でプレステージを迎えることに文句を言っていた点から、ボーデンとは違った毎度1人の犠牲者(自分のコピー)を出すトリックに落ち着いたことも理解できますね。
sophisticatedという表現の使い回しやgreat dantonに対する執着でアンジャーにときめいていたのに意外とすぐにオリビアに恋していてなんか悲しくなってしまった。笑

それにしても劇中に登場したグラスの底にカードを置いて呼び出す演出が粋〜〜