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アメリカン・グラフィティのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

良い意味で長い長い夜に感じ、それぞれの視点とは言えとても一夜とは思えない程の出来事が詰まっていて、観ているだけの自分もワクワクしました。
特にテリーとジョンのパートが面白く、テリーの奇跡のようなドン臭さに笑えお酒を調達しようとしたらまさかの頼んだ相手がろくでもない奴ばかりだったり、やっと良い雰囲気になったかと思えば車を盗まれたりなど、あまりものツイてなさに笑えました。
大人のジョンとませた少女のコンビもなんだか癖になり、必死に大人っぽく見せようとするも逆に空回りで子供らしさがでてしまっている少女の可愛さと、それに対し気にも止めずむしろ突き放すような言葉を言いながらもなんだかんだ優しいジョンのカッコ良さが最高でした。
後半に出てくるウルフマンの登場シーンもあえて素性を隠すのがカッコよかったです。
ラストのカーレースもハラハラし、スピード感と迫力に夢中になりました。
なんだか長い夜を過ごしたような余韻の残る、素敵な作品でした!
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