IDEAいであ

アメリカン・グラフィティのIDEAいであのレビュー・感想・評価

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)
4.6
青春の1ページと呼ぶにはあまりにも切ない一夜の物語。
誰しもありそうで、誰にもない話です。
初めて親に借りた車で、彼女と呼べない彼女と夜中の湘南をドライブした。
そんなことが沸々と思い出されます。
いま思い出した!
擦り切れるほど聞いたサウンドトラックのカセットテープ。
流れるウルフマンジャックのしわがれ声。
POPEYEの雑誌。
遠く蘇ってきました。
そう言えば、本作より10数年後なのにリチャード・ドレイファスのスタンド・バイ・ミー(1986)のエンディングと重なります。
どちらも良きアメリカです。
どちらも戻ってこない悲しいくらい素晴らしい1ページです。
そして、ハリソンフォード!
ここでは端役です。気づかないほど。
ジョージ・ルーカスとはこの時からの縁だったのですね。
素晴らしい映画をありがとう!