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幸せのちからのdeborahharryのレビュー・感想・評価

幸せのちから(2006年製作の映画)
3.4
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ウィル・スミス、やっぱ運動神経いいわ。

せがれは、このあとベスト・キッドに行くのね。

授業のネタ探しに観た。
クリス・ガードナーの実話がどこまで脚色されているのかわかりませんが、ウィル・スミスの父親役は、数年前のドリームプランより、こっちの方がよかった。

せがれ、ベスト・キッドが良すぎて、また、ちっこすぎて演技の良し悪しはさておき、この年で、完全に場慣れしてる。

監督、躍動感とキチンとしたカットに、バランスよくメリハリがあると思った。
最初のアパートと地下鉄と教会と託児所はすごく味のある照明。
でも、音楽、中途半端にベタなブラックよりすぎ。

お衣装が、サンフランシスコ、80年代強調しすぎ。特にあのヒッピーの女性、ジェファーソン・エアプレインみたい笑。
男性陣ちょいやくは、メタリカっぽいし笑。


地下鉄の長いベンチでタイムマシーンで恐竜妄想ごっこは、ライフ・イズ・ビューティフルに通づるものがあった。
どれだけピンチでも、お子には悲観的現実を見せず、遊びモードに変換する心やさしい親は、映画的で、それが好きかキライかに分かれると思うけど、自分は、あまり好きではない。さあ名シーン作ってますよー、感がいなめず。俳優陣に罪はない。

どん底でも、転んでも、ただではおきないバイタリティとメンタル。出生、環境を言い訳にしない不屈の精神。
(個人的には、だったら、もうちょい早くなんとか策はなかったのかいな)
あそこまで自分を信じたその理由を、実話ネタ元のご本人にぜひ聞いてみたい。
しかし、自分の周りも、家庭が大変だったコほど、何クソ精神で出世している。見返してやりたいのが原動力。


ラストのシーンは、ちゃら男役じゃないウィル・スミスのいいところが全面に出ていた。
うれし涙こらえるあの表情、動揺してデスクのもの落とすところも。
あれ、学生にやらせよう。

でもこれまで観たウィル・スミスで一番ぴったりで好きなのは、MIB、ではなく、アラジンのジーニー。
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