まさなつ

残菊物語のまさなつのレビュー・感想・評価

残菊物語(1939年製作の映画)
4.3
親の七光り。

歌舞伎の若旦那の孤独。

堕ちて行く若旦那と支える女。女は乳母という身でありながら若旦那のことを真に思い彼にとって厳しい指摘もする。それは愛あればこそのことと伝わってくる。

男の映画と見せてやはり女の映画ですね^_^

長回しが冴える。横移動に痺れる。おお!と言うカットに溢れてる。これが溝口マジックが確立した作品か!

戦前にこんなスタイリッシュな作品を作っていたとは。いやはや、素晴らしい^_^
まさなつ

まさなつ