スズキさん

セブンティーン・アゲインのスズキさんのネタバレレビュー・内容・結末

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

人生の岐路をもう一度選択しなおしますか?

イケイケのバスケプレイヤー高校生だったマイクは大学の推薦か、彼女のどちらを選ぶか迫られた時、彼女を選んだ。
だが、30代になった彼は日々の生活に不満を感じ、子どもと向き合わず、妻に文句を垂らし、離婚の寸前にまで追い込まれていた。
そんなマイクは謎の老人に出会い、17歳の姿に変えられてしまう。
そして、高校で彼は二人の自分の子供に高校生の姿として出会うことになる・・・

自分の姿が変わってしまう作品は多々ある。
パッと思いつくのは、子供が大人になってしまう映画BIGが思い浮かんだ。
自分の視点を姿と一緒に変えたことで大切なことに気がつき、やはり変化する前の選択をすると言う点では全く同じプロットの映画と言える。
若い姿で親と子供が一緒に過ごすのは、バックトゥーザ・フューチャーとも重なる部分がある。
だが、本作は30代男性が17歳になると言う点で自分の年齢とも重なり、今の自分に最も共感できる内容になっていた。
17歳の頃の体は若く体力がある。
その分経験が浅く人生をどう立ち回ったらいいか理解ができていない。
息子、娘に同じ17歳と言う同じ目線に立った時、二人に正しい道を示してアドバイスをするシーンは何故か涙が出てきた。
いじめられていた息子は、バスケチームに入りチアガールと付き合うことになり、娘は頭の悪いチンピラ男と別れることができた。
子供たちの問題を解決した上で、自分自身の問題に立ち返った時、17歳のあの時にした選択は間違っていたのだろうか?
自分の気持ちに正直になった時、やはり妻を愛していた最初の気持ちを思い出し、全く同じシチュエーションでも、やはりマイクは妻を選んだ。

自分にとって一番何が大切なのかをもう一度過去を振り返って見てみることは大切なことなのだなと、本作を観て考えた。

主人公の親友のネッドの生活が独身男性として最高すぎる生活をしていたのが凄く良かった。
金があれば自分の趣味のもの好きなだけ買うわな。
スズキさん

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