鹿田

時計じかけのオレンジの鹿田のレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.6
夜な夜な麻薬入りミルクを飲んでは暴力とセックスに明け暮れてる少年アレックスが、
仲間に裏切られて入れられた刑務所で、
大好きな第九を流したまま瞼開いたまま固定して暴力的な映像を強制的に見せ続けられて頭おかしくなる話。

序盤から何言ってるかわかんないことの連続だけど、何かすげーオシャレでカッコいいな~って感じで見てたらとんでもないバイオレンスの数々。
作家の家での犯行シーン狂いすぎててすげぇ。
その後のルドヴィゴ療法がめちゃくちゃ恐ろしいし、友達が警官になってて水に沈められる頃にはさすがにかわいそうになってくる不思議。

作家がアレックス思い出すところとそこからの流れが恐すぎる。
ラストも『完ぺきに治ったね』じゃねーよこの後考えると恐ろしすぎるだろ。

監督もぶっ飛んでるけど原作者もぶっ飛んでるんだろうな~。
とんでもない作品。あと全体通してビジュアルがめちゃくちゃオサレ。
万人向けではないけどすげー面白い!
鹿田

鹿田