にい

時計じかけのオレンジのにいのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
2.3
前衛的…というかなんというか。

気になってたけど見れてなくて、美大の人に勧められてようやく鑑賞。
すごく不快な映画だと知ってたから覚悟して見たけど、想像よりかはマイルドだったかも。

前半までは「常人に理解できない難しい内容なのか…?」と思ったけど、後半はだんだん皮肉を混ぜたサイココメディのような感じになってた気がする。
思い返すとそこまで複雑な話では無いように思える。でも哲学といえば哲学なのかも。
いや分からん。

頭のイカれた内容をクラシックに乗せて優雅に見せてるところは、見せ方として面白かった。
そしてこうやって面白かったって思わせることで、主人公と同じ感覚の擬似体験をさせることが目的の映画なのかもしれない…
いややっぱ分からん。

でも約50年前の映画で、自分の親すら生まれてない時代の映画だと思うと最先端だったのかもしれない。
ここから色んな派生やパロディを生み出しただけの風格はあった…と思う。
正直看守による尻穴チェックシーンの印象強すぎた。
にい

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