栗林55

時計じかけのオレンジの栗林55のレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.5
【不可避なエンドレスバイオレンスキューブリック】

take-(Li)-A-chance!
ー当たって砕けろ!ー
噂には聞いてた、キューブリック大先生のヤバいやつを、いよいよ鑑賞!


🟥🟦
目が痛くなるオープニング

ああ、独白系か…とちょっと心配に笑
自分の中で好き嫌いが真っ二つになることの多かった気がするので😅てか、眠くなっちゃうのよ😅


浮浪者を集団リンチ、家に押し入って強姦
いや…いきなりえぐいて😵

『ファイト・クラブ』にでかい影響与えてるでしょうね!
冒頭の真っ直ぐドライブなんてまさにそのものやし。


バイオレンスと性衝動を解放して、自分がリーダーとして小さな国を作りあげ、なにもかも自由にふるまう。
社会においては許されない行動。
けどこれって人間の本性を炙り出してるってことだよね。

…なんて書こうか迷ったんやけども、

いや、直感的には僕はそんなこと微塵も感じやんかったわけで🙁
不快感しかなかったわけなのね

こういう"自己解放系"の作品って嫌いじゃないんやけど、これはなんかダメやった。
暴力はノーカットでガチ殴りしてるようなとこばかり(殴り方が変なのが多少あるのは置いといて笑)やったり、下描写はモザイクなしでひたすら不快なのや笑っちゃうような早送りもあったり。こんな感じの直接的な表現が見てられへんっていうのもあるけど、それだけじゃない気が🤔

『シャイニング』も微妙やったけど、キューブリック監督の描くバイオレンスや性衝動などは、僕の本性にないのかもな。なんか、周りのみんなが興味のあるようなことに興味ないことが多く、自分ってあんま人間味がないよなぁ…面白味がないよなぁ…って最近悩んでたことに繋がったんよね😯

いや別に、今作に共感することが人間らしい、とまでは思わんけどね😂
でも『ファイトクラブ』は好きなんやけどねぇ…



なぞの下線部はナッドサットという独自の言語。
「夜の旅人たちを少しフィリーしてやった」
こういうの、他作品にもあった気がして、好きなんやけど、もしかして今作が源流やったりするのかな⁉︎😲

監督はやっぱり音楽が印象的🎶
ベートーベンの主張が強い!笑


強盗に入ったアレックスは、悶着の末に住民を殺害し、逃走しようとしたところ、仲間に裏切られて、警察に捕まってしまいます!
あらすじ読まずに観てたんですが、この展開にびっくり!そしてここから、ただ不快なだけの話かと思いきや、物語としての面白さがありました!


⚠️ネタバレ👇








神経をいじって人格矯正するという非倫理的な行為を政府が秘密裏に進めるという、異常な行動😱
果たしてこの政府とアレックスのどっちが酷いのか!

矯正開眼装置怖すぎやろ笑👁️💧

まぁ、どんだけ政府が非道徳的であったとしても、アレックス自体は罪を犯しまくってるので、当然の報いやと思ってしまったけどね😒

その後出所し、前半でアレックスに被害を受けた家族、仲間、浮浪者、妻が痛ぶられた老人…と、再登場し、アレックスはことごとく復讐に遭うという面白さ😦

が!
ラストのラストであっけなく、強烈な裏切り!余韻残しぶつ切り!
んん…まぁ、僕はこうなる気がぷんぷんやったけどね🙄



💌→→→あちゃん
色んな意味で難しかったけど、クラシックな名作が観れて良い機会やった😁良かったらまた観ていきた〜い!
栗林55

栗林55