ぷしこ

時計じかけのオレンジのぷしこのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.2
「愛のむき出し」が好きならオススメ。
恋愛がテーマではないけれど誇張されたステレオタイプな登場人物やセットがまさにそれ。

原作はイギリスの小説で物語全体を通して風刺が効いてるらしいけどそんなの気付かなくっても十分楽しい。
単純に主人公の少年がこのあとどんな結末を迎えるんだろうという期待と不安だけでワクワクするし面白い。

クラシック音楽と独特な撮影技法で映像ぜんぶが極彩色なアート作品みたい。

主人公を演じたマルコム・マクダウェルの茶目っ気のある悪ガキらしい表情はめちゃくちゃかわいいです。特に終盤のあるシーンはお気に入り。対して猟奇的な表情もできてしまう演技の触れ幅の広さには脱帽。

性的にお下品な表現や痛々しい描写が苦手な方にはオススメできません。
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