蝉丸

男たちの大和/YAMATOの蝉丸のレビュー・感想・評価

男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)
2.9
別名男たちの25㎜三連装機銃。主砲より目立ってる。
対空戦闘ではこれと12.7㎝連装高角砲がメイン。

巨大セットに金使いすぎたのか、VFXが2005年制作とは思えないショボさ。上記機銃・高角砲のディティールも甘いので、肝心の戦闘シーンがイマイチ迫力不足で萎える。

戦争末期の絶望的な戦闘を悲壮感と浪花節てんこ盛りで描いた映画は本作以外にも星の数ほどある。てか本邦の戦争映画はほとんどがそのパターンで、正直飽きた。もちろん根底に流れているものは戦争賛美じゃなくて反戦。「戦争で人が死んで悲しい」と思わせたら、それはもう反戦なんですわ。

というわけで大和特攻のあらましは知っていた自分にとって本作は、本邦の本邦による本邦の為の典型的な戦争映画という以外には特に感想もなく、大量のミスキャストだけがやたら目立った作品でした。
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