ジャーナリズムとして「反権力」というのは全く正しい。
但し2000年大統領選の時点から既に強烈な反ブッシュであり、実際に政治的活動までしているマイケル・ムーア監督の立ち位置を考慮しないと見誤るのがこの作品。バイアスかかってる。
取材・検証の結果として批判するに至ったのと、批判するためにその材料を集めて回るのとは似て非なるもの。本作は後者。
間違っても政治的に中立の立場から綿密な検証を重ねて制作された類の「真実を追求するドキュメンタリー」ではないので、
そこんとこだけ注意して観ればお話としては面白いかもね。