rage30

宇宙人ポールのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

宇宙人ポール(2011年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

アメリカで宇宙人と出会う、イギリス人オタクの話。

久しぶりに見返したのだけど、サイモン・ペッグ&ニック・フロストによるオタクコンビは、相変わらず魅力的でホッコリさせられました。
オタクあるあるな言動には共感させられるし、女性キャラの登場に嫉妬するのも可愛かったな~。

あとは今見ると、意外と豪華なキャスティングだった事にも気付かされます。
ジェイソン・ベイトマンやビル・ヘイダーにジョー・ロー・トルグリオと、コメディー好きなら見覚えのある人が多いのではないでしょうか。

その一方で時代を感じてしまったのは、主人公達へのゲイいじり。
「ゲイに間違われられる」というネタが笑いになるのは、根底にホモフォビアがあるからで、今だったら差別的で許されないだろうな~と思ったり。
あとは主人公達が女性への悪口で盛り上がる、ホモソなノリにも眉をひそめるものがありました。

基本的にはドタバタなロードムービーとして楽しく見れたのですが、上記の理由もあって、昔よりも無邪気には見れなかったのも事実かなと。
私自身、オタクというアイデンティティーから離れてしまった事もあり、主人公達に以前程の親近感を感じられなくなってしまったので、映画は見るタイミングも大事なんだなと改めて思わされます。
rage30

rage30