1968年作、セルジオ・コルブッチ監督作品。
雪山が舞台の異色イタリア製西部劇。
フランス人のジャン=ルイ・トランティニャンとドイツ人のクラウス・キンスキーが主役。
ケテン味たっぷりでミステリーっぽく思わせぶりな展開。意表をつく筋書きに観ていて戸惑う。そこには暴力、殺人がある。この作品では人があっさり死んでいく。そしてその死は善人悪人に関係ない。
呆気に取られているとエンニオ・モリコーネの美しい音楽が流れて映画は終わっていく。
物語の展開や描きかたに無理があって何だか後味悪くもあり気持ちに異物感が残る作品。
トランティニャンの西部劇は珍しい。この作品だけかも。