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母子鶴
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『母子鶴』に投稿された感想・評価

戦争のドサクサで生き別れた夫婦とそれぞれについていき離れ離れになった二人の姉妹の話。ダメな父親のせいで母親がとことんドン底を見ていく様が素晴らしい地獄絵巻作品。ザ・最高。

とにかくだらしない父親・宇佐美淳也が全面的に悪い。劇中、わざとの演出か、製作当時はこういうことは仕方ないと思われていたのか、やっていることは極悪な親父なのに極悪な人間に描かれていない。これも演出なのか、本人に反省の色もほとんどみられない。むしろ戦争のせいだと言わんばかり。自覚が無い分、極悪人よりタチの悪い豚野郎だ。
しかし父親に対する怒りを持ちながら観ていると単純な話が他とは違う独特な空気を持って迫ってきて、それはそれで最高だった。例えば母親の苦労で泣けるようなシーンでも、父親さえしっかりしていたらという怒りが先に立って全く泣けない。豚野郎の姿がいつだってチラチラするのだ。

確かに再会のシーンで娘達がお互いを認識出来ないところなど、「物ごころついてから別れているんだから、そんな訳ないだろう」と思ってしまうようなところも幾つかあるけど、そんなことも些細に思えるほどパワフルに話は進む。そもそも話自体に少々無理がある。

母親と、母親とは気づかぬ娘・若尾文子の再会シーンでは、その時の母親の気持ちを直球で代弁する歌がオーバーラップされるけど、そこまでやるか⁈と逆に感心してしまった。

若い頃はアイドル芸人だった母親が、歳をとり落ちぶれてヤジを飛ばされながらも生活のために再び舞台に立つという芸人哀歌的なサブ・ストーリーも最高だった。それを一人で演じた三益愛子の凄さも再確認。ただの老け役専門役者じゃないのだ。アイドル芸人を演じてる時のムチムチな感じもおっさんから見たらかなり素晴らしい。

歌う江利チエミは黒人の少女のようにも見えた。本作での若尾文子はお人形みたいでイマイチだったけど彼女の幼少役をやった鰐淵晴子は天使そのものだった。

父親からだけではなく娘からもツラく当たられる母親に感情移入して、サンドバッグになった気持ちで映画を楽しめる人には心からオススメ出来る大傑作。

共同監督に増村保造の名前があった。他に二人いたけど忘れた。

初公開以来初めての公式上映らしいけど秘蔵作品にしておくのは非常にもったいない。。もちろん未ソフト化。
大映の三益主演の母ものの一本。浅草で奇術師の三益。学生と恋仲になり、二人の女の子を産む。だが、学生との結婚は許されず、二人の娘とも生き別れになる。十数年経て、三益は娘たちがが令嬢として、立派になったあの学生に育てられえていた。今更母と名乗る中期がでず、黙って立ち去るが…。いつもの母のコンプレックス。若尾に加えて江利チエミも出演。
Jimmy
3.8
2015年12月28日、角川シネマ新宿にて鑑賞。
「若尾文子映画祭~アンコール~」で観たのだが、三益愛子映画だった。
ただ、この映画、1952年公開の作品で、若尾文子の出演3本目の映画なので已む無し。
出演者の表記も5人目で、若々しい若尾文子を見ることが出来た貴重な映画。
ただ、作品としては、あまり面白くないので、DVD化されることは無いだろう。

物語は、昭和15年の浅草で「手品ショー」や「歌の芸人」として見世物をしている母(三益愛子)と娘2人(長女は鰐淵晴子)の場面から始まる。
父親は、大学を出て建築屋になったが、ここで長女が工事現場で落下して入院。母親は北海道巡業(石狩太美という駅が出た)に行き、父親には召集令状が届く。

戦争が終わった昭和26年の伊豆の伊東。
そこで流しをする母と次女。
ある時、裕福な家に呼ばれて流しをするが、そこで母(三益愛子)が見たのは立派になった夫と長女(若尾文子)だった。→ここで若尾文子がようやく登場。登場するまでに(映画開始から)40分近くかかった。ロングドレスを着た裕福な令嬢という感じで清楚な美しさ。

その後、姉妹そろって父親の家に住む時もあるが、母親は一人で流し稼業。
この姉妹が楽器を演奏するシーンで、姉(若尾文子)はバイオリン、妹(江利チエミ)はピアノ。

……という感じで物語が進んでいくが、如何せん面白くない話であった。
また、古風な歌のシーンも多く、退屈。
更に、若尾文子ファンには「初期の若尾文子が観れる」のだが、「出番が少な過ぎる」のは惜しい。

ただ、なかなか観ることが出来ないレア映画ではある。