田山信行

ゴジラVSビオランテの田山信行のレビュー・感想・評価

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)
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大森一樹監督追悼。
ゴジラの細胞から遺伝子工学によって生み出された怪獣。この当時での最先端を取り入れた設定が堪らなく。新しい時代の融合感。滅茶苦茶とんでもないことしてるのになんか淡々としている白神博士がなかなかキチ。あんたが丸く収めようとすんない。

他の役者も抑え気味な演技なんだけどその中でも豪放な権藤一佐のキャラが魅力的。この時代でこそ成立しているキャラクター造形。

なかなか苦味を残す結末。自分がゴジラをリアルタイムで見始めるのはこれより少し後。子どもの頃に見ていたら楽しめなかっただろう。しかし次のキングギドラは飛躍し過ぎとる。
田山信行

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