ナガタカエラ

イベント・ホライゾンのナガタカエラのレビュー・感想・評価

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)
3.4
例えば生ハムとメロンであったり、異種の美味しいものと美味しいものを組み合せることで思いがけず美味しさが倍増することは多々あるが、2つの異なる映画ジャンルを組み合わせたら…な本作。
最新鋭のワープ航法を採用した実験宇宙船がテスト航行中、ワープを実施したところ時空の狭間でなんと地獄の釜の蓋を開いてしまったという、SFとホラーを組合わせた意欲作だ。
序盤、遭難した実験宇宙船に乗り込んだ主人公達は、地獄の影響で各々のトラウマにちなんだ幻覚を見始め、次第に船内は名実ともに地獄と化していく。
しかしこの中で無傷なのは、この手の作品で一人はいる陽気な黒人キャラ。こいつだけは幻覚も見ず、二度も宇宙空間に放り出されても生還する。
陽気に過ごすことは大事だな、と思わせる教訓めいた一本。
美味しさは倍増したのかと問うならば、別々に食べたかった、と答える人もいるだろう。
ナガタカエラ

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