ユースケ

悪魔のいけにえ2のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

恐怖を振り切り、笑いに走る。越えられないものは越えようとしないという名作続編の新しい方向性を示した傑作。【ブレックファスト・クラブ】にオマージュを捧げたポスターは決意表明です。

チェーンソーを好きな女性の股間に押し当て興奮する恋に落ちたレザーフェイス、頭部に埋め込まれた金属プレートを掻きむしるチョップトップ、地元のチリ大会で2年連続優勝の人肉デリバリーを営むコック、前作よりも元気な137歳のグランパ、前作よりも巨大化したミイラのグランマ、兄弟に弄ばれるミイラと化したヒッチハイカー。前作から13年の時を経て、キチガイ食人一家がパワーアップ。

更に、チェーンソー三刀流のデニス・ホッパーと元祖チェーンソー使いのレザーフェイスとのチャンバラやハスキーな叫び声とホットパンツから伸びる生足がたまらないキャロライン・ウィリアムズのチェーンソーダンスなど、みどころ満載。血塗れ特殊メイクのトム・サヴィーニが手掛けた残酷描写も必見です。

【悪魔のいけにえ】の公開後、「笑ってくれると思って作ったのにみんなから怒られた」と嘆いたトビー・フーパー監督は、【悪魔のいけにえ2】の公開後、「ちゃんと笑わせようと思って続編を作ったらもっと怒られた」と嘆いたそうな…最高。