やや

スタンド・バイ・ミーのややのネタバレレビュー・内容・結末

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

『それだけではない、すべてがあった』
『子供さ!子供時代は二度とこない』
『あの12歳の時のような友達はできない、もう二度と』

ツリーハウス、どこまでも続く線路、死体を探す少年たちの冒険。それだけで私の中の少年心がワクワクしちゃう…!
敵が兄だったり犬だったり、大人なら車ですぐに辿り着く距離なのも良い。
12歳という絶妙な年齢なのも良い。小学生から中学生に上がる頃。大人と子どもの間。まっ白な時代から青春に染まるまでの短い期間、水色時代。(わかる人にはわかるネタ)
大人の手からは離れられない、でも子どもから一歩抜け出したいような複雑なお年頃。

自分がこんな冒険をしたわけじゃないのに、なぜか自分の子供時代を振り返って思いを馳せてしまう。
比較はできないけれど、子どもの頃に観るよりもアラフォーのいま観た方が心にささるのではないかと思える。
シンプルなストーリーの傍らにある家庭環境などの様々な陰鬱を抱えたゴーディたちをオバチャンが全員まとめて抱きしめてやりたいよ…!

エンディングも良かった。
主題歌も聴いたことはあったけどこの作品を観たあとに聴くと心に響く。
不朽の名作とはこの作品のことを言うのだろうなぁ。とても良かったです!
やや

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