死体を見たくないか?
曲はとても有名だし、ストーリーもなんとなく知っていましたが、今回 初鑑賞です。
夏の青い空と舞い上がる乾いた土の匂いを感じられる映画でした。
死体を捜して線路を歩く4人の少年たち。
心の痛み、不安や好奇心、友情、そして意地悪な“今”が彼らの持つ全てでした。
旅も生き方も敷かれたレール上にいた少年たちですが、いつしか線路を離れて道を選択していく姿は、彼らが選ぶ未来と重なっているようで、一歩踏み出す勇気をもらえそうです。
映画の中の少年たちの時間は止まっていなくて、あの日の出来事も成長していく中でのひとつの通過点だったということが、誰にでも覚えのあることとして懐かしく感じるのかもしれません。
彼らと同じ年頃に観ていたら、きっと男の子が羨ましくてしかたなかったと思います。
大人になってから観ても、やっぱり男の子っていいなという思いでいっぱいです。