たまげたゆでたまご

スタンド・バイ・ミーのたまげたゆでたまごのネタバレレビュー・内容・結末

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞日:2019年7月27日
Screen@Shinjuku Central Park 2019 ~小田急沿線・クラフトビール新酒解禁祭りmini~にて

2018年に一度DVDを借りて観てから一年越しに再度鑑賞。

『スタンド・バイ・ミー』(原題: Stand by Me)は、1986年公開のアメリカ映画。原作はモダン・ホラーの大家スティーヴン・キングの非ホラー短編集で『恐怖の四季』の中に収められた秋の物語『THE BODY』(『スタンド・バイ・ミー (小説)』)

キャッチコピーは、”12才の夏、誰も大人になんかなりたくなかった・・・。”

映画の中で、少年達は12歳でありながら煙草を吸ったり大人びた態度をとったり、”大人”に対する不信感はありながらも中学生によくある、自分達はもう子どもではないぞという主張が強く、キャッチコピーを知ってから改めて思い返すと新たに思うものがありました。

公開から30年程経ちますが、良い作品はいつ観てもその時代に何かをもたらしてくれる、これぞ不朽の名作だと思う作品でした。

当時、一番不良だと言われていた少年クリスは進学組へ進み弁護士の道へ
兄の死により家庭での居場所を失ってしまった主人公ゴーディは、”死体を探す旅”から誰からも認められなかった夢をクリスに打ち明ける。

今のクリスとゴーディが在るのもお互い背中を押し合った結果であり、些細なきっかけから始まったこの旅にも意義があった。

共に旅をした他の2人とは次第に連絡をとることがなくなり、今ではもう二度とクリスとも会うことが出来なくなってしまったが、彼らが過ごした12歳の夏は褪せることのない事実であり想い出であり、これからも心の中で生き続ける、この出来事があったからこそ今の自分がある、これからも心の支えであり、例え会えなくてもこの想い出がずっと背中を押し続けてくれる、そんな想いを最後のシーンから感じました。