抽斗ひきだし

奇跡の抽斗ひきだしのレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
3.6
宗教的葛藤が描かれていてずっと重苦しかったが、最後の最後で息をつけてとりあえずほっとした。なんだかんだ言ってお父さんもピーターさんも良い人でよかった。

個人的にはインガーがお父さんに言う台詞、「大きな奇跡がおこるわけでなくて、小さな奇跡がいつも起こっている」や、信仰がないミッケルに「いつか持てるようになるわ、あなたは善い人だもの」などと言うところがとても好き。この人の優しさが滲み出ているし、希望を持とうと思うもの。

それもあるかもしれないが、お産のシーンでお医者さんが冷たいのが私は嫌でたまらなかった。出産を控えている人には絶対すすめられない…。