このレビューはネタバレを含みます
先に原作(マンガ)の方を読んでいたので、イーニドとレベッカがとっても可愛くておしゃれになってる〜ととても楽しかった。
孤独を深めていくイーニドが本当に切ない。優しくしてくれる人がいるのに、プライドが高くて寂しさで人を振り回して…。シーモアが本当に気の毒だが、でもなんでダナの方を選ばない? めっちゃいい感じだったのに…そこはおこである。
私的にはあのラストはハネケの『ピアニスト』と全く同じように思えた。彼女はバスに乗りどこかへ行くが、その行き先はどこでもなく、まさしく闇の中である。
人によって好みは分かれると思うが、私はマンガ版のラストの方が好きだ。気になる方は原作もぜひ。
あと、最後に別テイク?の場面が流れたのだが、あれはなんだったのだろ。劇場で観たのだが、その場面に拍手をした人がいて、そこも不思議だった。誰か解説をしてほしい。