骨折り損

エレファント・マンの骨折り損のレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.2
普通の人みたいに寝てみたい。

実際に彼の願いに耳を傾ける人間がどれほどいるのだろうか。

どうしてこの世界には、彼に真摯に向き合い続けた医者のような人間が少ないのか。
みんなと違った見た目で産まれてきたけど、あとは自分一人でどうすればいい?もし自分が彼と同じ立場だったとしたらどう思いどう生きていくか、とても考えさせられた。
そしてひとつ気が付いた。そもそも自分が彼とは違うと決めつけていること自体が馬鹿げている。普通なんてない、みんなどこかヤバいし、どこかまわりに受け入れられないものを持っている。彼がたまたまエレファントマンだっただけで、みんななんとかマン。

正直、イレイザーヘッドを見てデヴィッド・リンチは理解できないと思ったがこの作品はとてもわかりやすく胸にくるものがあった。もう少し見てみよう。
骨折り損

骨折り損