むらた

パンズ・ラビリンスのむらたのネタバレレビュー・内容・結末

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年75本目。映画納めです。

完全に子供向けではない!ダークファンタジーです。
えげつない。戦時中のスペインとファンタジー世界がうまく交錯していて良い意味で気持ち悪い…

あのラビリンスの話は現実なのか空想なのかという考察があると思うが自分は現実派!!
パンが大尉に見えなかったのはファンタジー作品あるあるだしマンドラゴラで母の容態が良くなっていて大尉もマンドラゴラを見ていたし燃やされてから死んだから。

マンドラゴラが人間になれなかったという話から、マンドラゴラもしかしてお母さんのお腹の子になろうとしてる?とか思ってしまった。血を与えるのも完全に黒魔術だし。。
だから母の容態をよくしてたのかなと。

ラストがどうであれ、自分にとってはバッドエンドかな。魂が救済されたとしても生身の体は死んでるしあの笑顔が辛すぎる。なにより最後のパンのチャンスに乗らずにいればメルセデスと一緒に遠くに行けたのにな。でもメルセデスは死んだと思ってただろうから難しいだろうけど。

「ただ従うのは心のない人間がやることだ」というセリフが心に残った。
雰囲気や暗さ、煌びやかなファンタジーのはずなのに不気味な世界観が最高
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