KenzOasis

パンズ・ラビリンスのKenzOasisのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.0
ギレルモデルトロ監督による不思議なファンタジー映画。

想像力も創造力も優れてて、ティムバートンと同じように独立した世界観を持っている監督さんなのかなーと感じた。現実と空想の織り交ぜ方がめちゃ上手いなあ…

1人の少女を通じて観る、スペイン内戦の渇いた現実と幻想的世界とが交錯した物語です。

少しグロテスクな表現は確かにありますが、それは恐らく内戦の悲惨な現実と、目の前で展開されるそんな現実によって少女の心の中で湧く「恐怖感」を際立たせる演出の1つかなと感じました。

少し暗さはあるけど1つ1つのシーンに大切な含みがあって、不思議かつ見事な世界観の作品でした。
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