パンズ・ラビリンスのKHのネタバレレビュー・内容・結末

本来童話とは残酷なものが多い、そんなことも思い出した。残酷で美しいダークファンタジーだった。

もともとトラウマ映画ってだけ知って視聴した後にギレルモ・デル・トロ監督だったと知りました。ギレルモ監督は僕の大好きなゲーム監督の小島監督とSilentHillsというゲームを作っていて金の亡者KONAMIに開発中止にされたことに憤慨していてその時に知った監督です。小島監督が新しいプロダクションを立ち上げて現在制作中の「Death Stranding」にはギレルモ・デル・トロ監督と前に上げた偽りなき者のマッツ・ミケルセンが出るとのことで期待しています。小島監督×ギレルモ監督×マッツ・ミケルセンという組み合わせはどんな面白い化学反応を起こすのでしょうか？

と自分はゲーマーなのでゲームの話になってしまいました。

この映画に関しては独裁政権中のスペインで空想やおとぎ話好きの少女オフェリアが冷徹な義父から逃れるため、空想やおとぎ話の世界に心を奪われていくという話なんだけど、ジャケからしてきらびやかな空想なのかなと思っていたが、ほとんどが仄暗く泥にまみれたり、子供が見たらトラウマになりそうな手のひらに目玉埋め込みクリーチャーやらグロい妖精やら試験をクリアしても、もしこんな世界の王女ってことだったら願い下げだなぁ見たいな感じでした。
それと独裁政権下の話なのでゲリラとの戦闘や拷問などのシーンが多々あり、血がかなりの頻度で飛び交うのであまり小さい子が見ると本当にトラウマになるかもしれないグロが多いです。
個人的には唇切り裂かれからの自分で唇を縫う所が一番堪えました。

これはすべてオフェリアの空想なのかなと最初は思っていたがマンドラゴラは他の人には見えていたのかな？それとも他の人にはただの木の根っことかに見えていたのか？でも母親の容体がよくなっていったのは事実だし、とそこをあれこれ考えて妄想できる余地を残しておいてくれるのは結構好きな方なので点数が加算されてます。
ラストは個人的にはハッピーエンドかなと思ってます。

【余談】
小島監督とマッツ・ミケルセンが話してる
"HideoTube (ヒデチュー)　第06回：北欧の至宝 マッツ・ミケルセン特集"はすごいお勧めです。最後の方の小島監督の映画紹介も面白いです。偽りなき者のサイン入りDVDは本当にうらやましかったです。小島監督の2013年のTOP2が偽りなき者らしいので。ぜひyoutubeで 。